タカ派スタンスに加えて、FRBのテーパリング一時停止を受けて日米金利差縮小が意識されドル円は下値追いの展開となり、足許サポートとされていた151円を下抜けると、欧州時間にかけて150割れへと2ヶ月ぶりの水準に下落。
NY時間も米国小売大手企業の決算が振るわなかったことで米国の消費低下が意識され株安、金利低下、ドル安となりドル円は149円前半へと下落。
日本の実質GDPが伸び悩む環境下、日本国債10年利回り上昇は1.5%程度までで、日銀も更なる利上げに踏み切る可能性は低いと見ている。市場は日銀のたタカ姿勢を折り込み過ぎている様相が強く、日銀からタカ派の修正が入ればドル円の巻き戻しが進むと予想。一方で、日銀から更なる利上げを織り込ませるシグナルが出されれば、ドル円はレンジを切り下げと予想。