【東京時間】
ドル円は147円台半ばで推移。リスクオフムードの中、日経平均株価が1,000以上下落する展開を睨み円買いが優勢となり、一時146.55近辺まで下落。ただ、日経平均株価の下げ幅縮小を受けてドルが買い戻されると、ドル円は147円台を回復。
日本株は、前日海外時間にトランプ米大統領が経済についてリセッションを容認する発言をしたことを受け急反落した為、日本株もその動きを引き継ぎ下落してスタートすると、日経平均は一時1,041円安の35,987円まで下落。売り一巡後は、時間外取引で米株先物に買いが入る動きを見ながら反発すると、日経平均株価は36,792円と高値引けとなった。
日本債券市場は前日に10年債利回りが16年ぶりの水準まで上昇したこともあり、売りが一巡すると、米景気懸念を背景とした金利低下や株安を受けて債券買いが優勢となり10年債利回りは1.505%まで低下。一時1.50%を割り込む場面もあった。
【海外時間】
ユーロが5カ月ぶりの高値に上昇。
ウクライナがロシアと30日間の暫定停戦を巡る米国の提案を受け入れる用意があると表明したことでユーロが上昇し、対ドルで1.0947ドルに上昇、ユーロ円は161円半ばまで上昇。
ドル円はアジア時間終盤の反発の流れを引き継ぐ中で、ユーロ円の上昇にも引っ張られ147円後半で取引引きを終えた。
米株は続落。トランプ大統領が、カナダから米国に輸入される全ての鉄鋼とアルミニウムに対する関税を2倍の50%に引き上げるよう指示したと伝わるとリセッション懸念が高まり下落。ただ、トランプ大統領がカナダへの追加関税の撤回を示唆したことや、ロシアとウクライナの和平合意への期待から下げ幅を縮小して取引を終えた。
米国債券市場は反落した。米国10年債利回りは4.28%で終えた。ウクライナがロシアとの暫定停戦を受け入れたことで、地政学リスクの緩和を意識した債券売りが広がった。
NIKKEI 36,792.89JPY(−235.16 −0.64%)
TOPIX 2,670.72JPY(−30.04 −1.11%)
日本10債利回 1.515%(−0.045 −2.88%)
SP500 5,572.08USD(−42.47 −0.76%)
ダウ平均 41,433.48USD(−478.23 −1.14%)
NASDAQ 17,436.10USD(−32.23 −0.18%)
米10年債利回 4.284%(+0.065+1.54%)