東京時間
前日のトラおじ関税の激震がおさまらぬまま、日経平均株価は前日比955円35銭安の3万3780円58銭で引けた。
相互関税発表により米株が大きく下げた流れを引き継いで、東京市場でも日本株は下落してスタート。
ドル円は、日本10年国債利回りが1.1%台に下がるも、リスクオフの円買いと、米金利低下に伴うドル安により145円台へと下落。
円高も相まって日経平均は一時1400円を超す下落となり3万3200円台まで下落。
3万3300円手前では反発を見せるも一服感とは言い難い印象。
セクターでは、関税により日銀の利上げが頓挫するとの見方から、公的ヤクザの銀行株が引き続き下落。
その他、自動車、半導体、電子技術と関税の影響を受ける業種はすべからく続落。
医療品、小売、通信など内需中心の銘柄への被害は浅い印象を持つが、その中でもソフトバンクはSOXL民ばりに米国ハイテクへフルコミしちゃってるもので、本日も7%の大幅下落。このまま後退しまくれば、孫の兄貴髪の毛生えてくるんじゃね?孫正義の育毛チャレンジにも目が離せない!
今日も真っ赤なヒートマップ!泣けるぜ!投資フレンズのみんな頑張ろうな
今しがた、中国が米国への全面報復関税を発表しており、10日よりすべての米国製品に34%の関税を課すと発表!
世界の2大巨塔がスタンディングで殴り合いとなれば、我々投資民族は指を咥えて見てるだけであります。
日経先物は33,000円をしっかり割り込み32,500付近まで下落。NYダウ先物も40,000ドル割れへと急落。
ちょっと手を出せない領域まで来ましたな!
海外時間
トラおじ関税に対して、中国が34%の報復関税を10日からかけると発表したことで貿易戦争が激化するとの懸念から大幅下落。
ダウは前日比38314.86ドル ー2231.07ドル(ー5.5%)。ダウ調整局面入り。
SP500は5074.09ドル ー322.42(ー5.97%)
ナスダック 15587.79 ー962.82(−5.82%)
FRBパウおじ議長は、トランプ大統領の新たな関税措置は「予想以上に大きく」、インフレや成長などへの影響も同様に予想以上となる公算が大きいという見解を示した。以下、パウおじの発言。
「失業率の上昇とインフレの上昇という双方のリスクが高まる非常に不確実な見通しに直面している」
「不確実性は依然として高いが、関税の引き上げが予想以上に大きいことが明らかになりつつある」
「経済への影響も予想以上に大きくなる可能性が高く、インフレの上昇と成長の鈍化を伴うだろう」
「関税が少なくとも一時的にインフレを高進させる公算が大きいものの、その影響がさらに持続的となる可能性もある」
「そうした結果を避けるため、長期インフレ期待を十分に安定させ、物価の一時的な上昇が持続的なインフレ問題に発展しないよう確実にすることがわれわれの責務だ」
「政策スタンスの調整を検討する前に、われわれはより明確な状況を見極めることが可能な態勢にある。金融政策の適切な道筋を決定するのは時期尚早だ」
「ハードデータとソフトデータ間にある緊張を注視している。(政権の)新たな政策と起こり得る影響が明確になるにつれて、経済や金融政策への影響についても把握できるようになるだろう」
トラおじの関税の影響は大きいので、今後景気減速する可能性あるけど、インフレへの影響も計りきれないので慎重に判断していくというスタンスね。
まぁ当たり前というか、冷静な見方よね。
一方トラおじは、FRBに対して「今が利下げの絶好の機会」とゴリ攻め姿勢。
関税によるインフレへの影響は一時的と予想されるため、インフレへの影響が一服すればFRBは利下げの準備を進めるでしょう。
その他、発表された米国3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数は22万8000人増加し、予想の13万5000人増を大幅に上回った。
2月の雇用者数は15万1000人増から11万7000人増に下方修正された。失業率は4.2%(予想4.1%)。
雇用が崩れてなかったことで、かろうじてトドメの一撃とはならなかったが、マーケットはそれどころではないといった印象。
そろそろ、米国の暴落について、「俺は知ってたおじさん」が発生してくる頃でしょう。
俺知ってたおじの言う事も間違ってはいないので、リスクパンパンにしていたSOXL民は耳を傾けてるタイミングですな。
一方で、トラおじが発表した関税については、就任前からも公約していたし、なんなら第一次政権の頃からの延長線上で、マーケットが勝手に楽観視してラリーしちゃってたのもまた事実。
関税に目処がつく頃には、FRBの利下げ、減税、規制緩和、といった材料が米景気期待を支えるメインシナリオは変わってないので今は指を咥えて待つタイミング。
日本に対する関税率24%もその根拠に乏しい上、トラおじが「更に高くなるかもしれない」と発言している点からも、交渉のための数字であることは明白ね。
今後の交渉次第で日本株にいては回復の余地があるでござるので、商品券配りおじ頼みます。
米(コメ)の関税引き下げて、エネルギー大量に買って、米国投資へのコミットして、おまけに非関税障壁である消費税減税にも取り掛かったら野菜食べててえらいホリエモンもびっくりすね。
他方、米国の経済安保の本丸は中国であり、中国とは本気でやり合う姿勢だと思うのでネガティブインパクトは想定しておいた方がよさそう。
とりあえず、マーケットぶっ壊れてあまり寝れなかったので、ちょっと寝てから肩トレ行ってきます。
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