Market Update 2025.4.18(マーケット速報 東京時間)日本消費者物価指数(コア前年比)+3.2%!日銀のジレンマ!植田総裁の苦悩

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東京時間

本日はグッドフライデーについき、お休みの国が多いので相場もお休みムード。
こんな日はゆっくりしましょう。
昨日、赤沢大臣が米国との交渉を融和的なムードで終えたことを好感して本日も日本株は底堅く推移。
ドル円は142円前半で無風。

【本日発表された日本の消費者物価指数】


3月の消費者物価指数(CPI、2020年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合が110.2となり、前年同月と比べて3.2%上昇。
2月の3.0%を上回り、2カ月ぶりに伸びが拡大した。

政府による電気・ガス代補助でエネルギー関連の伸びは抑制されている。一方で、コメ類は92.1%上がり、6カ月連続で過去最大幅を更新。
生産や運送のコスト上昇に加え、需給が逼迫している現状を映している。
生鮮食品を除いた食料の上げ幅は6.2%に達した。2月の5.6%を上回った。
生鮮食品も含めた総合は3.6%上がった。
エネルギー関連の全体の上昇率は6.6%となり、2月の6.9%から縮んでおり、電気・ガス代への政府補助が効いている。

日銀の1月時点の2025年の物価見通し、「+2.2%〜+2.6%」と比較すると依然高い水準が続いており、物価上昇を睨んで日銀は利上げの旗を下ろせない状況。
また、日米通商交渉の最中、円安誘導と取られる政策変更は避けたいところだろう。

ここで、植田ロボコップ総裁の心の声を末端投資家が代弁したいと思います。

「確かに、我々日本銀行の役割は雇用と物価の安定であるが、今の物価上昇って需給の逼迫、つまりは供給側が足りていないのが問題なわけだよね。
我々が用いる金融政策は、加熱した経済を抑えるために引き締めを行うことで物価を抑制する手法であって、供給側の逼迫が引き起こす物価上昇には対応しかねるんですわ。
需給の逼迫の解決は、輸入関税を引き下げたり、物流市場の規制を緩和するなどの政府主導の政策が必要なわけで、日銀に物価抑制を丸投げするのは勘弁していただけないか。
もう訳のわからんロジックをこねくり回して利上げするのも限界ですよ」

「加えてなんだが、日米通商交渉において円安誘導と捉えられかねない政策は避ける必要があり、日銀は利上げを継続する、みたいなこと言うけど、そもそも日銀の目標は物価と雇用の安定なので、為替の管轄は財務省はんなんですわ
なんでもかんでも子会社の社長に押し付けるのは勘弁してくれまへんかね」

こんな感じではないだろうか。
全ての板挟みに押しつぶされそうな中、現在の日銀総裁を務めている植田総裁に賛辞を送りたい。
頑張ってくださいね。


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