Market Update 2025.4.11(マーケット速報)拭えないトランプ関税の不透明感!株は上昇できるのか?

東京時間

日経平均は、前営業日比1023円42銭安の3万3585円58銭で取引を終えた。
トラおじと習近平おじの関税合戦の激化が市場の重しとなった。

トラおじは、中国からの輸入品に対する関税を145%に上昇すると発表。
145%の関税の内訳は、「相互関税」としての125%と、合成麻薬フェンタニルの流入を理由に課している関税20%が含まれる。

リスクオフの円買いと、ドルの信任低下を受けてドル安円買いが強まり、ドル円が142円付近まで下落したことも相まって、日経平均は一時1900円超安となる場面があった。
後場には円高の一服とともに、買い戻しが入った。

日本10年債利回りは、トラおじ関税のパニック時には1.0%を割り込む寸前まで、債券買いが進んだが、1.3%台まで戻している。
米国債券市場を震源とした、債券市場全体のパニックにより日本金利も上昇したのか。
それても、勝手な解釈だが、米国のベッセント財務長官が「日銀が利上げをしているから円高は違和感がない」と発言するなど、関税交渉の観点から外圧的に日銀の利上げが催促されているようにも感じられる。
経済減速下での利上げは厳しいって。。。筋トレしないと厳しいって

【日本10年債 利回り推移】

海外時間

中国が、トランプ大統領が中国への関税を145%としたことに対抗して、米国からの輸入に125%の関税をかける報復関税を発表すると、貿易リスクが更に高まる展開に。
しかし、ボストン地区連銀のコリンズ総裁が連邦準備理事会(FRB)は金融市場の機能を維持する準備があると表明したこと等が安心材料となり、株式市場は3指数揃って上昇。

SP500 5,363.35 +95.29 +1.81%
NYダウ 40,212.71 +619.05 +1.56%
ナスダック 16,724.46 +337.14 +2.06%

その他、米ミシガン大学が発表した4月の消費者信頼感指数(速報値)は、貿易摩擦激化への不安を背景に、2022年6月以来の水準に低下。
1年先の期待インフレ率は6.7%に急上昇し、1981年以来の高水準。
3月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)が前月比0.4%下落。ガソリン価格の急落が影響し、2023年10月以来、約1年半ぶりに下落。

消費者信頼感指数などの消費者心理を反映するソフトデータは、関税に対する不安感を顕著に表してきておりますなー。
期待インフレ率も爆上げしてるってことで、こちらも関税の影響でもろダメージ。
ガソリン価格が下落しているのは、「掘って掘って掘りまれ」の影響がではじめてるってことでいいのかな?
パウおじさん、「利上げいけそうですか?」

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