Market Update 2024.4.14(マーケット速報)関税の緩和期待で株式市場安堵!自動車にも猶予期間!?FRBは緩和姿勢を示唆!

Market

東京時間

株式市場

日経平均は、前営業日比396円78銭高の3万3982円36銭と反発して取引終了。
前週末に米国株が上昇したことに加えて、トラおじが「相互関税からスマートフォンや半導体を除外した」との報道が伝わったことで、電子部品関連や指数寄与度の大きい半導体関連が買われ、日経平均は朝方に一時700円超上昇する場面もあった。
雰囲気的には少し落ち着いてきた感じはしておりますが、買われやすい業種は医療品、食品、などのディフェンシブが多い印象。
ラトニック米商務長官が13日、米テレビで、「スマホや半導体の除外措置は一時的なものだ」との見解を示すなど、楽観できない状況は続いており、疑心暗鬼な投資フレンズは多いっすよね。

為替市場

為替は、オープン後143円後半まで上昇したが、東京時間10時ごろの仲直にかけて売りが強まり、142円24銭まで下落。
しかし、下値責めの勢いも弱く、じりじりと143円台を回復した後は143円を挟んで上下。
為替も方向感ないっすね。
ベッセント米財務長官を筆頭に、米国政権が各国の為替に対して通貨安を牽制する発言を繰り返していることから、迂闊に円安方向へのポジションは傾けづらい。
一方で、年初から積み重なっている投機筋の円買いポジションも気になるところ。
通称交渉に関して、部分的な延期や除外など新たにポジティブ材料が出た際には、ドル買いが加速すると思われる(ドル買い、株買い、米債買い)が、過度にドル高、円安が加速した場合、「円安ダメよー」「日銀利上げよろしくねー」の圧力がかかりそう。
プライス追いをすると叩き落とされるリスクあるので、ポジションは軽めで行きやしょう。

海外時間

株式市場

トラおじは、スマートフォンや半導体などの電子機器を対象とした課税の一時的猶予を発表していたが、来週中に輸入半導体に対する関税率を発表する可能性を示唆。また、近い将来、輸入医薬品に関税を課すと述べるなど関税懸念は払拭できないまま。
その他、「自動車メーカーの一部を支援する何らかの方法を検討している」と明らかにし、部品の生産を国内生産に切り替えるまで時間がかかることなどに配慮する姿勢も見せており、関税を巡っては好材料、悪材料入り混じる展開。
ただ、総じてみれば一旦マーケットは落ち着きを取り戻しており、4月2日以降のパニック相場後の踊り場を探している状況で、株式上は3指数上昇。

SP500 5,405.96 +42.61 +0.79%
NYダウ 40,524.79 +312.08 +0.78%
ナスダック 16,831.48 +107.03+0.64%

ゴールドマン・サックスの第1四半期の決算が、純利益が15%増加。
株式トレーディング業務が記録的な収入を上げた一方で、機関投資家や富裕層向け資産運用部門の収益は、株式や債券投資の損失により3%減少。
しかし、デイビッド・ソロモンCEOは、銀行が「著しく異なる」事業環境に直面して今四半期に入ったと述べた。
第二四半期は厳しい環境になりそう。。。そりゃそうか。。。

その他、半導体大手、米エヌビディアは、台湾積体電路製造(TSMC)を含む企業との提携を通じ、今後4年間で米国に最大5000億ドル相当のAIインフラを構築する計画だと発表。
米国では製造業と技術サプライチェーンの国内回帰の動きが強まっている流れ。

為替市場

為替は、株式市場の反発を受けてドル買いが進む一方で、拭えないトラおじ関税への不透明感がドルの上値を抑えて方向感に欠ける展開。
ドル円は、143円を挟んでの揉み合いとなった。
その他、投資フレンズが米債売りの犯人探しに躍起になる中、関税緩和期待で一旦落ち着きを取り戻し、米金利が低下したこともドルの上値を抑えた。

FRBのウォラー理事は、トランプ大統領が掲げる関税政策で米経済は大きな衝撃を受けるとし、FRBは景気後退を回避するために利下げを実施する可能性があるとの考えを示した。
また、インフレについても関税による影響は一時的との見解も述べており、FRBが緩和姿勢を示してくれたのは、安心材料😮‍💨
今週はパウおじ議長も話をする予定なので、FRBのスタンには注目。
基、インフレが落ち着けば利下げするんでしょうけど。

今後の見通し

4月15日 (火) 
ドイツ4月ZEW景況感指数 (18:00)
米国4月ニューヨーク連銀製造業景気指数 (21:30)
バンク・オブ・アメリカ 決算発表

注目材料には乏しが、製造業の景気指数は景気先行指数のため注目しときましょう。
良好であるわけがないとお思いますが。。。
その他、BoAの決算もあります。GSとJPに続けるか。

引き続き、トラおじ関税に対する不透明感が拭えない環境下、部分的な緩和や部分的な関税強化などの材料に振らされる展開が続くのでシートベルト締めていきましょう。
FRB要人から緩和を匂わせる発言がされているので、インフレ、雇用の動向にも少しづつ注目が集まりそう。

最近、米国の一強時代が終わり、分散投資時代か!!という見出しや、コメントが増えている気がします。特に、「欧州への投資資金の流入に注目」的な感じで。
確かに、ドイツの憲法改正による財政拡大からの軍事拡張は、その象徴とも言える出来事であったものの、結局は財政拡大による軍拡という力技であって、欧州自体に新しいイノベーションが起きているわけでもないことを鑑みれば、欧州への資金流入の動きも一時的な気がするんですよね。

最終的にどうなるかは神のみぞ知るですが、米国経済鈍化により世界経済が鈍化すれば、相対的に強い米国へ資金が集まる構造は変わらない気がしているのは、筋トレ好きの末端投資家だけでしょうか?
今の自分の考えや、気持ちを書き綴ることで後々答え合わせに使いたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました