昨日は、日本の名目GDPが初めて600兆円を超えたことで日銀の更なる金利引き上げ観測からドル円は151円台へと下落。しかし、インフレ率を除いた実質GDP成長率は依然伸び悩んでいることから、日銀の大幅利上げは困難との見方もあり、円買いの勢いは限定的で既存レンジの下限150円付近をトライする動きはなかった。
先週末、米国の小売売上高が市場予想を下回りドル安が進んだ中での円買い材料となったが、ドル円の下値が限定的であったことから、円買いポジションも相応に増えている印象。150円〜156円を週間のレンジとして、ドル買い、円安材料が出た際のドル円の巻き戻しには注意したい。