11−1月決算
売上高393億ドル(予想381億ドル)
純利益220億ドル(予想195億ドル)
EPS0.89%(予想0.84%)
2−4月 売上見通し
売上高430億ドル(予想420億ドル)
投資に関すること
11−1月決算
売上高393億ドル(予想381億ドル)
純利益220億ドル(予想195億ドル)
EPS0.89%(予想0.84%)
2−4月 売上見通し
売上高430億ドル(予想420億ドル)
FIRE(FFinancial Independence, Retire Early)は経済的自立し、早期退職を目指すもので、終身雇用制度の限界や、働き方の自由化ととものに世間に浸透しています。
早期に資産を形成することで、老後までに必要な資産に目処をつけて自由な時間を手にいれるという生き方は、まさに理想のように感じます。しかし、人生を豊かにする為のFIREが目的となり、FIREが人生の選択肢を狭めたり、生き辛くなるパターンもあるようです。
FIREを目的とするのではなく、何の為にFIREをするのかを明確にすることが重要なのかもしれません。
お金を稼ぐ(生きていく)上では、主に4種類のタイプに分類されます。
1.投資家、2. 経営者、3.フリーランス、4.労働者
投資家は資本を元手に事業に投資する人、経営者は会社運営を行うことでお金を生み出す人、フリーランスは自身を労働資本としてお金を稼ぐ人、労働者は自身を労働資本として企業に雇われて報酬を受ける人です。
私は、FIREは労働者階級からの脱却を図るものと解釈しております。
労働者階級とは、言葉を選ばずに表現すれば。「経営者がやりたくない仕事を代わりに行なって給料という報酬をもらう人」です。
4つに分類された働き方の中でもっとも自由度が低いもので、長時間労働にも耐えないといけないし、上司の理不尽にも従わなければなりません。
FIREを目指す多くの人は、この労働者からの脱却を目的としているのではないでしょうか。
ただ、FIREが目的となり達成後の人生が想像と違うと感じる人も多いようです。
海外旅行に毎月のように行ったり、高級車を何台も買ったり、高級マンションに住んだり、そんな使い方でできるFIRE達成者はほんの一握りで、ほとんどの人は一般的な生活を淡々としながら、自由時間を楽しむというスタイルでしょう。
おそらく、そんな生活の中でお金が減っていく恐怖心から行動が消極的になったり、時間はあっても何をすれば良いのかわからない、人との関わりが極点に減り楽しくない等のギャップに苛まれ、人生がつまらないと感じるのだと思います。
だからこそ、FIREのあとに何をするかが大切だと思っております。
私のおすすめは、自分の興味があることでフリーランスでお金を稼ぐことです。
退職後も働くならFIREではないのでは?と感じるかもしれませんが、先ほど述べた通り、FIREとは労働者階級からの脱去であり、労働からの脱却ではありません。
理不尽な人間関係や長時間労働で給料をもらうのではなく、自分の興味があることや好きなことで社会に付加価値を提供してお金を稼ぐというのがもっとも自分らしい生き方を実現し、人生を豊かにする方法ではないでしょうか。
貯めた資産に加えて、フリーランスで稼いだお金で生活費にすれば資産が減っていくペースも緩やかになり精神的にも楽になりますし、何よりやりたいことや興味があることを仕事にできているという充実感が生まれます。もちろん、好きなことでお金を稼ぐことは簡単ではありませんが、何かに打ち込むことは人生を豊かにしてくれます。また、仮に失敗したとしても、煩わしい退職手続きや転職活動も必要なく新しいことにもチャレンジができます。それが自由を手に入れたということだと私は考えています。
カフェが好きならカフェでアルバイトをする、鍛えることが好きならパーソナルトレーナーを目指す等、自分がやりたいと思っていたことに気軽に挑戦してみるのが良いと思います。現代では、初期投資を小さくして始められるビジネスも多いので、YouTubeで趣味動画をアップしてファンを増やしたり、ブログで収益を作るのも良いでしょう。
お金に囚われるのではなく、お金で手に入れた自由をいかに有意義に使うかがFIREの真の目的なのです。
FIREを目指しながら、常に自分は何がしたいのか、何が好きなのかを考えてFIREの後に何をするのかを同時に計画してほしいと思います。
前回の投稿では、投資を始める前に自身の収支を把握することを説明しました。今回は、心構えを持つ重要性を紹介します。
投資を始めるにあたり、なぜ投資をしたいと思いましたか?老後2,000万円問題、インフレ対策、給料プラスアルファの収入源を作る、子供の教育費、投資で生計を立てる為、等投資を始めるきっかけは多種多様です。なぜ、はじめにきっかけの話を出したかというと、このきっかけが自分の軸となるからです。同じマーケットを見ていても、目的次第で見え方が変わってしまったり、目的が違う人の情報を混同して収集してしまうからです。
例えば、長期的な目線で投資をした株があります。短期的な理由や特殊要因で下落すると、ネットには、「暴落!!やっぱりこの株は危険」等の情報が錯綜し、情報整理を行う前に焦って投資をやめてしまうことが多くあります。人は冷静さを欠くと判断力が著しく低下してしまうのです。尤も、本当に将来を揺るがす悪材料が出た場合は撤退を検討する必要がありますが、本来はノイズと言える情報に振りまわせて投資をやめてしまい、結果的に自分が思った通りに上昇したとなれば精神的ダメージは計り知れません。そして、自信をなくしてマーケットから離れてしまい、次のエントリータイミングを逃すという悪循環に陥ります。
つまり、投資を始めるにたり、なぜ投資を始めるのか、なぜこの投資先に決めたか、何年後をゴールにするのか、というきっかけは、どんな状況になっても自分を信じて冷静に情報分析をするための信念という軸になるのです。将来どうなるかは誰にも予想できません。しかし、そのリスクを取るからリターンがあるのです。下落した時に自分を信じる軸がなければすぐに諦めてしまいますが、自分の信念があれば諦めることなく挑戦し続けることができるのです。まずは、なぜ自分が投資を始めるのか、どのくらいの期間で投資を検討しているかの目的を明確にしましょう。
投資を始めるにあたり、証券会社や、投資商品の選択をイメージしがちですが、まずは実態把握が大切ですね。
現在の収入と支出を把握する必要があります。また、実態把握をするとともに無駄をなくすことも意識づけることが大切です。
私がまず行ったことは、収支を記録することです。食費、娯楽、ガソリン代、家賃、光熱費、携帯代、というように支出の種類を分けて毎月何にいくら使っているかを把握します。私は現金はほとんど使わず、カード決済かバーコード決済を利用していたので、カード会社の専用アプリの家計簿機能を利用して支出を仕分けしました。カード決済はポイントが貯まる上に、支出の把握がしやすいこともメリットです。
また、支出を把握することで無駄も見えてきます。携帯代は今よりも安いプランで再契約し、コンビニなどの割高なお店での買い物は控えるようになりました。その他、貯蓄型の生命保険も解約しました。(貯蓄型の生命保険をやめた理由は機会があればご説明します)。ダイエットの時も同様のことが言えますが、自分が食べた物を記録する習慣をつければ余分なものは食べないように意識します。支出も記録して把握することで、無駄をなくすマインドセットが可能になります。
毎月の支出を把握すれば、収入に対していくら投資に回すことができるのかが見えてきます。一足飛びに投資を始めるのではなく、まずは実態を知り、無理のないスタートをすることが1番大切ですので、自分にはいくら稼ぐ力と貯める力があるのかを把握しましょう。
つづく
私の心に刺さった本を紹介します。
ビルパーキンスさんの著書「DIE WITH ZERO」
「ほとんどの人は、死を迎える時に資産が最高額に達する」という導入に驚きました。人は、将来の不安や現状維持意欲から、時間を犠牲にして貯金を続け、それらを使い切らずに人生を終えるというのです。 もちろん、資産を相続するのは素晴らしいことですが、多くを犠牲にし過ぎる必要はないのだと気付かされました。 本書では、お金は物を買うためではなく、貴重な経験の為に使うことが人生を豊かにすると説明しています。 確かに今までの人生を思い返してみれば、車を買った時の喜びよりも、その車でどこに行って何をしたかの方が印象に残っていますし、貴重な経験だったと思えます。
これまでの人生を振り返ってみると、義務教育から高校生活、大学生活、社会人生活と、時間、ルール、評価等、労働者として優秀な人材を作るカリキュラムに縛られて生きてきました。一方で、そのルールに守られていた部分もあるのでしょう。ルールや時間を守り、ある程度の評価をもらっていれば、生きていく為に必要な給料を得ることができるからです。しかし、その給料を安定的に得るために一日8時間の長時間労働を継続し続けることで、自分の本当にやりたかったことを見ないようになり、いずれ見失い、この安定した生活が幸せなのだ、細やかな幸せを見つけることが大人になることなのだと、自分を納得させるようになりました。
世の中には、心配事が本当にたくさんありますから、貯金は多いにこしたことはありません。しかし、その為に長時間労働に身を削り続けていては、生涯を終える時、「もっとやりたいことをやればよかった、もっと家族との時間を大切にすればよかった」と後悔が待っているのでしょう。
生涯を終える時に後悔をなくす為に、生活の中で無駄を減らし、無理のない投資をして、資産を形成することを決めました。そうすることで長時間労働に身を削らなくても、投資プラスアルファで生活を維持して自由な時間を得ることがきっとできると信じて。投資だけで生計を立てるには簡単ではありませんが、投資で資産を少しづつ増やして自分の気持ちを安定させて、心理的にも物理的にも自分の時間を確保しながら人生を豊かにすることは現実的に可能だと思いました。
自由は時間をなかなか出来ていなかった趣味に使うのもよし、家族との時間を大切にするのもよし、貴重な経験の為に時間を使いたいと強く思えることができました。自分の人生を振り返り、これからの人生を考えるきっかけになると思います。日々に忙殺されて本を読む時間がない方でも、是非一度手に取っていただきたい一冊です。