相場の流れをつかもう!1週間のまとめと来週の展望(11月24日〜)12月のFOMCを巡って市場は上下!下げたタイミングは買い一択!

Market

市場概況(相場の振り返り)

日本市場

日経平均 終値:48,625.88円 前週末比:–1,750.60円(–3.47%)
TOPIX 終値:3,297.73 前週末比:–62.08(–1.85%)
日本10年国債利回り 終値:1.785% 前週末比:+0.082pp(+4.82%)

11月17日から21日にかけての日本株市場は、世界のハイテク株の調整を受けて不安定な展開となりました。週明けは、日中関係の悪化を背景に消費・インバウンド関連株が軟調に推移し、 日経平均株価 が続落スタートとなりました。週後半に入ると、米国の主要ハイテク株や半導体株の下げが波及し、21日の東京市場では、特に AI・半導体関連銘柄に売りが集中しました。日経平均は大幅下落となり、4万8625円で引けました。一方で、 TOPIX の下げは前週末比1.85%程度に留まり、内需系・値がさではない銘柄に支えられた格好です。米国のテクノロジー関連の調整や、国内外で金融・経済の先行き懸念が強まったことが相場の背景にありますが、その中でも、個別物色の動きは消えておらず、年初来高値更新銘柄も一定数確認されており、市場の「全面崩れ」というわけではない印象です。

米国市場

S&P500 終値: 6,602.99 前週末比:–131.12(–1.95%)
NYダウ 終値:46,245.41 前週末比:–902.07(–1.91%)
ナスダック総合 終値:22,273.08 前週末比:–627.51(–2.74%)
米10年国債利回り 終値: 4.067% 前週末比:–0.073ポイント(–1.76%)

米国株市場は、材料に振らされる不安定な展開となりました。週前半はNVIDIA決算を控えた持ち高調整と、AI・半導体株への利益確定売りが重しとなり、S&P500・ナスダックともに軟調な推移。市場全体が様子見姿勢で方向感を欠く展開でした。かかる中、NVIDIAが予想を大幅に上回る決算を発表し、データセンターの売上急増などAI需要の強さを示したことで半導体関連に買い戻しが入り、一時的にリスク選好ムードが回復しました。しかしその勢いは長続きせず、FRBの12月利下げ観測が急速に後退したことで相場は再び反転。政府閉鎖の影響で発表が遅れていた9月の雇用統計が比較的しっかりした内容であったことを踏まえて、FRB要人からタカ派寄りの発言が相次ぎ、金利高止まり観測が意識されると、特に金利敏感のハイテク株中心に売りが波及。NVIDIAの好決算を打ち消す形で週後半は米株全体が下落しました。ただし週末にかけては、NY連銀総裁が「政策は依然として十分引き締まっている」「インフレ鈍化が継続すれば利下げも検討対象になる」と発言したことや、消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことで金利低下期待が再び高まり、年内利下げ観測も一定程度回復。リスクオフ一辺倒は避けられ、主要3指数は下げ幅を縮小して取引を終えました。

為替市場

始値: 約 154.37円(11/17 時点)
高値: 約 157.89円(20日付近)
安値: 約 154.37円(17日付近)
終値: 約 156.32円(21日終値)

週明け17日は、ドルがやや上昇スタートし、155円付近から取引が始まりました。その後、18日には155円台前半でのもみ合いとなりましたが、19日~20日にかけてドルが力強く上昇し、円は弱含み。特に20日には高値157円台後半までドルが突っ込む場面があり、円安は10 カ月ぶり水準にまで進みました。背景には、日銀植田総裁と財務相片山大臣との会合において、積極的な金融引き締めに対する意見が交わされなかったことや、米国の利下げ観測が後退したことが大きく作用し、ドル買い、円売りが強まりました。ただ、日本側では円安進行に対し政策当局が介入の可能性を示唆する発言をしており、急激な円安への警戒感が散見されたことや、週末にかけてFRBの利下げ観測が再び高まったことを受けてドル円は156円前半まで下げて引けております。

相場展開とトレード方針

先週・先々週と米国株は調整色が続いたものの、相場の潮目がネガティブに転じたというより、10月までの急激な上昇に対して、いったんポジションを整理する自然な調整と捉えるのが妥当です。AI・半導体を中心に株価は短期間で大きく上昇し、年末のリバランスや利益確定が出やすいタイミングであったことも売りの背景となりました。下落はあったものの、資金は市場から逃げているのではなく「一時的に様子をうかがっている」だけという印象が強いところです。

来週は米国のPCEデフレーターや四半期GDPの結果が、FRBが早期利下げに踏み込むかどうかを見極める上で決定的な材料となります。インフレ鈍化と景気の軟着陸が示されれば、12月以降の利下げ期待が再び高まり、AI・半導体を中心にリスク選好ムードが戻ってくる可能性が高いでしょう。反対に一時的に金利が上振れても、市場はすでに金利上昇局面をある程度吸収し始めており、以前のように「金利上昇=即・大幅下落」という極端な反応にはなりにくい地合いです。

むしろこの2週間の押し目は、年末相場へのスタート地点ともいえます。NVIDIAの好決算に象徴されるように、AI・データセンター関連の成長ストーリーは全く崩れておらず、企業のお金の使い道が「AI投資」へ集中しているトレンドは鮮明です。こうした構造的テーマが弱まっていない限り、一時的な調整はむしろ買い場として機能しやすいでしょう。

結論として、短期の上下はありながらも、年末にかけて株式市場は再び上昇に向かう可能性が高いと見ています。利下げ期待・AI成長・ファンドの資金フローが重なるタイミングで勢いが出やすいため、押し目を丁寧に拾いながら買い増していくスタンスを継続する方針です。

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