東京時間
日経平均株価は、米国のハイテク株高を受けて寄り付きから上昇し、午前中には一時3万8,000円台を回復。しかし、3万8,000円台では戻り待ちの売りが出やすく、午後には上げ幅を縮小し、最終的には、37,722円40銭(前日比 -1円71銭)で取引を終えた。
セクター別動向は、情報技術(IT)やゲーム関連株など、最近上昇していた銘柄が下落。
債券市場では、本日実施された40年物国債入札が最高落札利回り3.135%と、市場予想の3.085%を上回り、応札倍率も2024年7月以来の低水準となったことで、債券需要の緩みが再確認された。
入札の結果を受けて30年国債の利回りは一時前日比11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。20年債利回りも9bp、40年債利回りは9.5bp、それぞれ上昇。
日本金利が上昇したことも日本株の抑えた要因となった。
為替は、寄り付きこそリスクオンの円売りが強まり144円77銭まで上昇したが、日本金利の上昇を受けて144円前半まで下落した。
NVIDA 決算発表を控えて
売上高予想:約433億ドル(前年同期比66%増)
調整後EPS(1株当たり利益)予想:0.73ドル〜0.89ドル
主な懸念点:米国による中国向けAIチップ(H20)の輸出規制により、約55億ドルの在庫評価損が発生し、今後の収益見通しに影響を与える可能性がある
ブルームバーグがまとめた事前予想では、総収入は前年同期比66.2%増の432.74億ドルになる見通し。調整ベースの1株当たり利益(EPS)は45.4%増の0.89ドルになるとみられている。
事前予想通りとなれば、総収入の成長は5四半期連続での減速。
1株当たり利益の伸び率は6四半期連続での低下となる。

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