東京時間
ドルは143円半ばから144円前半で売買が交錯。
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が、トランプ政権が英国との貿易協定を8日に発表すると報じたことが手掛かりとなり、対ドルでポンドが1.33ドル前半から半ばへ上昇した。
それに先立ち、トランプ大統領は自身のソーシャルメディアに、8日午前10時(日本時間午後11時)、「ビッグニュース」となる記者会見を大統領執務室で行うと投稿。
「大国であり、非常に尊敬されている国の代表者ら」と、貿易協定について発表するとしていた。
通商交渉への期待から、円やスイスフランなどリスク感応度の高い通貨が弱含み、ドル円は144円台をじりっと回復。
日経平均株価は前営業日比148円97銭高の3万6928円63銭と反発。
前日の米国株市場で主要株価指数が揃って上昇したことを受け投資家心理が改善、日経平均は朝方から上昇して初めった。
また、前日にトランプ米大統領がバイデン前政権時に策定されたAI半導体の輸出規制を撤回する方針にあると伝わり、東京市場では半導体製造装置関連株などへの買いを誘導。
その他、トランプ氏が英国との通商交渉の合意を示唆したこともセンチメントの改善に繋がり、買いの手掛かりとなった。
ドル円が144円台まで円安が進んだことも株の押し上げ材料となった。
トヨタ決算
NHK-トヨタ 昨年度決算 営業収益が過去最高も今年度大幅減益見込み
トヨタ自動車が発表した昨年度1年間のグループ全体の決算は、売り上げにあたる営業収益が過去最高となった一方、本業のもうけを示す営業利益と最終的な利益が2年ぶりに減少しました。
また、今年度1年間の業績見通しでは、為替の変動や先進技術への投資、アメリカの関税政策の影響などで最終的な利益が3兆1000億円と34%余りの大幅な減益を見込んでいます。
今年度の業績見通しは、営業収益が昨年度より1%増えて48兆5000億円を見込む一方、営業利益が20.8%減って3兆8000億円、最終的な利益は34.9%減って3兆1000億円と大幅な減益を見込んでいます。
減益の要因として、為替の変動で7450億円、先進技術などへの投資で4700億円、資材価格の上昇で3500億円を見込んでいます。
さらに、アメリカのトランプ政権の関税政策の影響を先月から今月までの2か月分、暫定的に織り込み、1800億円の押し下げ要因になるとしています。
その他、
販売台数 : 980万台(+4.07%)
為替想定 : 145円
増配予定 : 90円→95円
自社株買い無し
最終利益は35%近くの減益を見込むものの、営業収入は1%増を見込んでいるのは凄いですね。
為替想定が145円で換算して利益が20%近く減少するのであれば、為替が150円台にもどれば昨年度とトントンくらいが狙える可能性もあるのであれば、失望する程悪くないように感じますね。
本日のトヨタ株は、決算発表後乱高下しながら前日比▲1.27%で引けていますが程なくしたら買い戻しが入りそうですね。
トヨタがとんでもなく悪い決算を出せばマーケット全体のセンチメントの悪化に繋がる可能性があったことから、不悪な決算内容は日本株全体のあく抜き材料になった気もしてます。


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