経済イベントピックアップ
4/21
米国 景気先行指標総合指数(前月比)-3月 前回-0.3% 予想-0.5%
4/22
米国 米・ジェファーソンFRB副議長が講演
米国 リッチモンド連銀製造業指数 4月 前回-4 予想-6
国際通貨基金(IMF)世界経済見通
4/23
米国 クグラーFRB(連邦準備理事会)理事が講演
米国 製造業PMI 4月 前回50.2 予想49.3
米国 非製造業PMI 4月 前回54.4 予想53.0
米国 EIA原油在庫(前週比) 4/18 前回515kbbl
米国 米地区連銀経済報告[ベージュブック] 4月
23日から24日にG20財務大臣・中央銀行総裁会議が開催
4/24
米国 シカゴ連銀全米活動指数 3月 前回0.18
4/25
日本 消費者物価指数[東京都区部](前年比) 4月 前回2.9% 予想3.3%
米国 ミシガン大学消費者信頼感指数 4月 前回50.8 予想50.8
注目ポイント
今週は大きな経済イベントは控えておりませんが、米国の製造業PMI、非製造業PMIあたりは気にしておきましょう。
トラおじ交渉劇場の裏側で、FRBの利下げのタイミングも注目されているので、米国のマクロ経済指標は地味にマーケットに影響与えそう。
PMIは企業の購買担当者を対象にしたアンケート調査によって算出される景気指標で、新規受注、雇用、生産、在庫について先行指標となりまっす!!
FRB高官の発言機会も複数予定されており、トランプ米大統領が利下げ圧力を強める中でFRB高官のスタンスに変化がないか注視したい。
23日から24日にG20財務大臣・中央銀行総裁会議が開催!
同会議で加藤勝信財務相とベッセント米財務長官が為替に関する協議を行うことも予想されており、マーケットは自然と円高を意識する動きになるかも。
加藤財務大臣から、「為替に関しての要請はなかった」等の発言があれば、日銀も安心!
円安方向のバイアスが強まるか。
トラおじ関税交渉については、中国や欧州との関税協議に進展があるかどうかにも注目したい。
トラおじは、17日に欧州連合(EU)との貿易合意成立に自信を示したほか、中国とのディールは実現すると思うと語っている。
中国に関しては、米国の安全保障上の本丸の敵国の為、ディールの進展は期待しない方が良いものの、安全保障以外の部分での譲歩は期待できるかも。
お互いの歩み寄りがあれば、マーケットもポジティブに反応し、ドル高、株高、債券高で反応するでしょう。
繰り返しになりますが、米国の本丸の敵国は中国であることから、安全保障上のデカップリング(米国経済圏と中国経済圏の分断)は今後も続くことは想定しおいた方が良いですね。
その中で、中国習近平国家主席はすでにベトナムを往訪したりと、自国経済圏での踏み絵を実施しているので、近平はんの動きにも注目しておきましょう。
その他、各企業の米国への投資姿勢も気になりますな。
先日、日経新聞が「ホンダがカナダ、メキシコの工場の米国移転を検討している」と報じていましたが、判断が早い企業は米国市場へコミットしてくるころでしょう。
米国との交渉を進める上で企業との連携は必須ですし、米国への投資拡大は、実需のドル買いにつながり、為替には円安圧力がかかりまっす。
最後に、今週は22日にIMFによる世界経済見通しが発表され、注目されておりますな。
IMF経済見通し2025年1月
世界経済見通し

というのも、今回の見通しはトランプ関税による世界の影響を勘案して、世界の成長率見通しを3.0%以下にするのではないかと噂されているのです。
3.0%を下回ると景気後退の危機レベルとされているらしく、アナリストの方々が騒いでおりました。
けど、1月に予想を出しておいて、4月に前提変わったので予想変えますって、前提変わるなら何回でも後出しジャンケンOKゲームってことですやん。
また状況が変われば3ヶ月後に見通し変更するのがオチなので、前提がコロコロ変わる現在の世界線において、あまり参考にならない数字と思っていた方が良いでしょうな。
今週もいろいろあるとは思いますが、俯瞰して楽しみましょう。


コメント