Market Update 2025.4.17(マーケット速報)赤沢経済再生相 トランプ大統領と会談!ECB6会合連続利下げ!トランプ氏パウエル議長解任を示唆!

Market

東京時間

赤沢経済再生相率いる交渉団が、トランプ陣営との通商交渉において良好な滑り出しをしたことを好感して、株式市場は上昇。
会談で「為替に関する言及はなかった」と赤沢大臣が述べたことで、米国による円高誘導圧力への懸念が和らぎドル円が141円台後半から、142円後半まで上昇したことも株の上昇を支えた。

赤沢大臣は、今回の会談内容に関する発言は控えながら、今月中に第二回の日米交渉のスケジュールを調整し、関係閣僚及び事務方での交渉を継続すると伝えた。
当初予定されていなかったが、トランプ大統領が会談に出席したことで日米交渉への期待が窺えたこともマーケットは好感した模様。

株式市場は全体的に堅調であったが、中国への規制が強められる懸念から半導体関連株が弱いのと、すでに関税が課されている自動車も弱い。
銀行株は、日米交渉で為替に対する議論がなかったことで、円安是正のために日銀が金融引き締めを継続するとの思惑が後退し円金利が上昇したことで買われた。

日経平均 34,377.53 +457.20 +1.35%
TOPIX 2,530.23 +32.20 +1.29%
日本10年金利 1.309% +0.017 +1.32%

ドル円は、140円を底値で固められるかが、目先の注目点ですかね。

海外時間

株式市場

NYダウが527ドル安!
ヘルスケアが重しとなった。

SP500 5,282.69 +6.98 +0.13%
NYダウ 39,142.23 −527.16−1.33%
ナスダック 16,286.45 −20.71−0.13%

管理医療会社、ユナイテッドヘルスの下落が重しとなりNYダウはは寄り付きから下落。
トラおじが、ホワイトハウス記者団に対して「パウエル議長は行動を起こすのが遅すぎる」「私が求めれば彼は辞任するだろう」「私が彼を辞めさせたいと思えば、即座にそうできる」」と、政策対応の遅れを理由に解任を示唆。
また、自身の交流サイト「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、パウエル議長の解任は「早ければ早いほど良い」とし、FRBに対し改めて早期利下げを要求する傍若無人っぷり。
FRBの独立が揺らぐとの不安から、皮肉にも株の重しとなった。
その後、トラおじが対中、欧州連合(EU)との貿易取引について合意する自信があると表明すると、相場は下げ止まった。
トラおじは、「米国が中国に対する関税を145%に引き上げて以降、中国側から複数回にわたり協議の申し入れがあった」と述べた。

為替市場

ECBはこの日の理事会で、主要政策金利の預金金利を0.25%ポイント引き下げ、2.25%とした。利下げは6会合連続。
トラおじ関税による景気減速の懸念から利下げを継続した格好。
ECBの利下げを受けて、ユーロドルが弱含んだことで、ドルを支えた。
ドル円は142円台を挟んでの展開に終始。

今日の一言

トラおじ、パウおじ解任をSNSで示唆するなど、メンヘラっぷりを披露しており、引き続きトラおじの一挙手一投足に注目が集まっている。
一方で、マーケットも一時のパニック状態から冷静さを取り戻してきており、恐怖指数であるVIXも30を割り込み、関税発表後の60近辺からはかなり下がっている。
赤沢経済再生相率いる通商交渉団が、トランプ陣営との交渉で上々な滑り出した見せたこともマーケット全体の安心材料になっていると思われる。

マーケットニュースを見ていると、アナリストがトラおじ相場に疲弊して、「専門家の予測の域を越えている」などと猛烈なエクスキューズを枕詞に使用するのを散見するが、我々投資フレンズは焦らずに対応していきましょう。
米国の一時的な景気減速は恐らく避けられないでしょう。
ただ、それは正常な景気サイクルであり、中長期的には復調し株価も回復していくと予想してます。
米ドルや米債も投げ売りが懸念されているが、結局は買い戻しが入るでしょう。
世界全体を俯瞰して見れば、米国一強の環境とそれに勝る投資先はないのが現状。
今は焦らず、関税交渉劇場を見守りながら淡々と積立継続していきましょう。

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