Market Update 2025.4.9(マーケット速報 東京時間)中国への関税104%発動で株は再び下落へ!二番底は形成できるか!?

東京時間

日経平均は、前営業日比1298円55銭安の3万1714円03銭と大幅に下落。
トランプ米政権が対中国で104%の関税を発動し、投資家心理が冷え込んだことで、昨日の株の反発はぬか喜びとなった。
ただ、中国に104%の関税を発動した後の株の下げ方を見ると、若干この悲観相場に耐性がつき、二番底を探している印象も受ける。

為替市場は、リスクオフの円買いに加え、米国からの資金流出とも取れるドル売りに押されて145円を割り込む展開。

日銀の利上げ観測後退により日本の金利は低下する一方、米国金利は上昇しており、米国債券は売り圧力に押されいる。つまり、米金利上昇、日本金利低下の中でもドル円は下落している。
米国株売り、米国債券売り、米国ドル売りの展開なわけですな。
これまで米国一辺倒だった投資資金が逃げているのか、ポートフォリオを現金化しているのか。。。
世界のリーダーとして君臨した米国への信任が低下し、そのファイナンス資金であった米国債が売られている姿を見ると、関税による第二のプラザ合意や、巷で噂される米国債を永久国債に借換させる「マールアラーゴ合意」が実現する予兆なのでは?と疑ってしまう。
しょんべんちびりそうです。
ともすれば、米国がそんな裏技コマンドに手を掛けるほど追い込まれている状況ならば、世界はそれほど緊迫しているのかもしれない。

トランプ関税とマーケット参加者の状況を整理

トラおじの主張とマーケットの反応を整理してみるとこんな感じですかね。

【トラおじ】
「関税をかけて自国生産、自国消費を促せば雇用も増えて、製造業も復活するぜーー」
「でも、短期的には痛みを伴うから、インスタグラマー風にいうとデトックスも必要」
「長期的には、強いアメリカが戻ってくるからね」

【短期市場参加者】
「デトックスなんて必要ねーよ、スムージーなんていらないからフライドチキンよこせや」
「短期的に経済が落ち込むなら、株への投資はやめた方がいいね!株売ります」
「ついでに空売りもして短期下落相場で一儲けしようかな」

【中長期市場参加者】
「たまにはデトックスもいいよね、デトックスの後には自己肯定感も増して綺麗になれるかも」
「リスク資産の株を一部売却して、落ち着くまで岩盤浴して汗を流しましょう」
「ただ、関税を経て本当にアメリカ経済が強くなるかは懐疑的だし、もう少し売る準備もしようかな」

【インデックス投資家】
「なんか、デトックスとかトレンドなの?私、事後界隈なのでスルーで」
「積立投資信託の解約方法わからんし、積立継続で!」

【レバレッジSOXL民】
「追証ーーー、追証ーーーー、オイショー」
「全部売れーー」

自国製造業の回復を狙うための関税は、理論的には理解できるものの、過去1930年に起きたブロック経済の結末や、これだけ根深く広がったグローバル経済において実現可能なのか懐疑的な見方が拭えない。
仮に、関税政策により強いアメリカが再建されるとしても、何年後の未来なのかわからないという不安が売りが売りを呼ぶパニックを生み出しているのだろう。


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