Market Update 2025.4.8(マーケット速報)日本株反発 SP500は反発後失速しマイナス圏へ!トランプ関税懸念継続

東京時間

日経平均株価は前営業日比1876円00銭高の3万3012円58銭と4日ぶり急反発。一時は2000円を超える上げ幅を見せた。
前日、海外時間に米株がハイテク株中心に下落が一旦落ち着いたことや、トラおじが日本や中国と交渉の準備ができていると発言したことでマーケットに一定の安定感が漂った。
基、先週からのパニック的な下落を受けて買いたいけど、落ち着くまで買うのを控えていた投資家が買い支えた印象。
昨日までナイアガラ状態だった銀行株も大幅に反発。そのほか、非鉄金属、電気機器、サービスと内外需満遍なく上昇。

昨夜、トラおじと我らが商品券配りおじさんが電話会談し、閣僚担当を決めた交渉を進めることを決定!一定の安心感が漂ったものの、今朝「日本の総理大臣と話をした。とても良い会話だった。彼らは交渉にやってくる。私はこう言った。『あなたたちは自分の国を開放しなければならない』と。我々は日本でまったく車を売っていない。ゼロだ。一方で日本はアメリカに何百台もの車を売っている」」とマッチョ姿勢なので、タフな交渉となりそう。

商品券おじさん大丈夫かな。。。期待してる国民はおそらく0人だと思うので、最悪のシナリオも想定しておきましょう。
3月のメキシコ、カナダとの交渉の際も、最終的には関税がかけられたことからも脅しではない為、しっかりと準備をして対応してもらいものなんだが、裏金問題で当時の精鋭達を一掃してしまったので、正直頼りないの一言。
繰り返しになりますが、今日の反発で楽観しない方が絶対に良いですな。
米株先物市場もすでに反発はしているものの、上げ幅は物足りないのでこちらも油断禁物。

為替市場では、株式市場の急反発などを背景に、これまでリスクオフで買われていた円の巻き戻しが進みドル円は一時148円へ切り返した。しかし、日米の交渉を控える中で過度な楽観ムードはなく、上昇一服後は147円半ばで推移。

日銀の利上げは一旦頓挫したと見て良いものの、日本金利低下により円安が加速すれば、「ニホンハカワセユウドウシテマース!ダメデース」となりかねないので、150円付近で推移してくれるのが1番無難かも。
巷ではトラおじがプラザ合意ならぬ「マールアラーゴ合意」という、ドル切り下げ裏技コマンを発動するとの思惑もあり、そうなれば為替マーケットぶっ壊れちゃう。
ただ、プラザ合意でドルを切り下げたことでインフレが加速した悪夢の歴史があることから、この諸刃の剣は抜かないと信じたい。

海外時間

米株はオープン後反発するも、トラおじ関税に対する不安から失速しマイナス圏へ。米株は3指数揃って前日比マイナスで取引終了。

NYダウ 37,645.59USD −320.01−0.84%
SP500 4,982.78USD −79.46−1.57%
ナスダック 15,267.91USD −335.35−2.15%

ベッセント財務長官がトラおじ関税に関して交渉の姿勢を示したことで、米株は上昇してスタート。
しかし、ホワイトハウス報道官が、「アメリカのトランプ政権は、中国に対して、すでに20%の追加関税を発動し、9日に相互関税として34%を上乗せするし、トランプ大統領は、中国が相互関税への対抗措置を撤回しなければさらに50%の追加関税を課す」との考えを明らかにしたことで、安心感は吹き飛ばされ株はマイナス圏へGO!

104%!?これは本気すぎますわ。
関税については、楽観するのはもうやめた方が良いですね。

為替は、リスクオフムードの円買いと、米株下落や米債下落からも見て取れるように米国からの資金流出がドル売り圧力となり、ドル円は146円付近まで下落。
そのほか、ドイツの政党が連立政権樹立で合意したとの一部報道がユーロ買い、ドル売り材料となった。

今後の展開

トラおじ関税に関しては、最悪の状況を想定しておいた方が良さそう。
最悪の状況が何かも分からないというのが、最悪の状態なんですけどね。
短期的には米国リセッション入りとみて良さそうですね、ソフトデータ筆頭に米国景気指数は悪化をしており、ハードデータも徐々に下がってくるでしょう。
好景気で金利を高く維持したことで、不景気を迎えることは健全ではあるものの、やはり懸念は「インフレ」ですね。
関税の影響によりインフレが止まらないのであれば、不景気下での物価上昇である「スタグフレーション」となり、FRBパウおじが身動きを取れなくなってしまいます。
今後は、関税指標に加えて、景気動向(雇用やサービス、製造業指数)と物価指数に注目が集まり、徐々に景気相場となっていきますね。
SP500も節目である5000を割り込み、調整相場入りと思われるので無理に動くのはやめて、ひとまず、ポップコーンとコーラでトラおじ関税劇場を観覧し、その後はブルガリアンスクワットで足をいじめ抜きましょう。

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