日経平均は、前営業日比68円57銭安の3万7608円49銭と小幅に3日続落。
前週末の米株高の流れを引き継いで朝方は買い優勢となったが、次第に様子見ムードが広がり上値が重くなった。
TOPIXは前週末、日銀の継続利上げを背景に買われたメガバンク株が調整したことで前日比13円28銭安の2780円88銭で取引を終えた。
ドル円は、149円台半ばでスタートすると、パンパンに膨らんだ投機筋の円ロング解消を受けて150円手前まで上昇するも、
「トランプ大関税の不透明感」という擦られすぎたことに飽きて、床オナでも初めそうな程の不安材料等を背景に次第に上値が重くなった。
海外時間、ドルが円やユーロに対し数週間ぶりの高値を付けた。
発表された米総合PMI速報値が53.5と、前月の51.6から上昇したことや、トラおじが4月2日からの相互関税に柔軟な姿勢を示したとの報道を受けて、150円後半まで上昇。X民がテクニカルだのチャート分析を添えて円ロングポジ作っていたFOMC前の水準を回復。
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トラおじ曰く、相互関税は予定通り4月2日に実施される可能性が高いものの、自動車など特定の産業を対象とした関税については同日に見送られる見通し。ただ、状況は流動的で最終決定は下されていない。また、自動車、アルミニウム、医薬品に対する関税措置を「極めて近い将来」に発表すると述べた。
「トランプ関税の不透明感」で握力限界までシコってたボーイ達が、おかずに飽きて次の材料を探し始めて株も底堅くなってきた印象。
米株は3指数揃って反発。
ただ、トラおじはSNSで、「ベネズエラから石油やガスを購入する国は例外なく、米国との取引すべてにおいて25%の関税支払いを義務付けられる。必要な文書すべてに署名し登録する。関税は4月2日の『米国解放の日』に発効する」とウルトラC難度の離れ業を示唆しており、新たな火種の予感も否めない。おかずに飽きて企画モノに移行しようとしてるボーイは注意が必要。
ただ、昨日は韓国の「現代自動車」がおよそ3.1兆円相当の米国投資を発表するなど、関税のぶん回し政策が米国への投資増加や雇用創造に繋がっている等、是々非々で判断しなければならない。
トランプ曰く、ベネズエラは米国に犯罪者を送り込んでいると移民問題を挙げているが、安い労働力だの人権だの掲げて麻薬持って密入国してきた輩に市民権を与えていた民主党政治よりはまともに見える。
蓋を開けて見れば米国経済最強となり、トラおじの政策を冷笑したボーイ達が泣く未来もあるかもしれない。
基、関税政策がクライマックスを迎えれば、インフラ投資や減税策、規制緩和等、経済刺激策への期待が高まりが米株の支えとなる算段。
その他、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は24日、今後数カ月でインフレ鎮静化が減速すると予想しており、米連邦準備理事会(FRB)は年末までに政策金利を0.25%ポイントのみ引き下げるとの見通しを示した。(同総裁は以前、FRBが今年2回利下げを行うと予想)
直近のFOMCで発表されたドットプロットでも年1回の利上げを推し活するおじがいたので、然程タカ🦅な印象は受けなかった。
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