2025.5.19 (日経平均、ドル円ともに下落)大手格付け会社の米国債格下げでリスクオフムード?いいえ、ただの材料難による踊り場です!

Market

東京時間

総じて材料の中、日本株、ドル円ともに上値の重い展開。
東京株式市場で日経平均は、前営業日比255円09銭安の3万7498円63銭と4日続落して取引を終えた。
ドル円が、日米の通商交渉を睨んだ円買いにより145円を割り込んだことで、日本株の上値を抑えた。

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「ムーディーズによる米国債格下げにより、リスクオフムードとなりドル売り、円買いが進み、日本株の上値を抑えた」と最もらしい書き振りのマーケットアップデートが多いですね。
以下、ご参考いただきのですが、格付け会社の評価など大した内容ではないので、メディアによる煽り記事には惑わされないでほしいです。

関税騒動がひと段落して、短期勢の利益確定売りや、やれやれ売りに上値が抑えられただけです。

ドル円については、3回目の日米通商交渉を控える中で、先週加藤財務長官が「ベッセント財務長官と為替についての協議も続ける」と発言したことで、円高が意識された感じでしょう。

日米通商交渉においては、長期戦で交渉する方が日本には有利であることから、おそらく急激な進展はないと見ています。
また、為替の協議において、米国側は関税によるインフレの影響を鑑みると、為替をドル安に誘導することは得策ではないことから、「ドル安、円高」を強要することもないでしょう。
3回目の日米交渉を通過すれば、再びドル円は上値を窺う展開を予想しています。
上値目処は150円!

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