5月2日 決算企業(三菱商事、伊藤忠商事、双日)

Market
Aerial view of cargo ship and cargo container in harbor.

三菱商事

2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比26.4%減の7000億円になるとの見通しを発表した。
円高の影響や前年度に発生した豪州原料事業の炭鉱売却益の反動、液化天然ガス(LNG)関連事業で価格下落などを見込む。
IBESがまとめたアナリスト10人の予想平均7510億円を下回った。

前提となる為替レートは1ドル=145円。(前年実績の152円61銭から7円超の円高)
為替感応度は1円の変動で利益に40億円影響する。
年間配当は予想は、4月3日に発表した通り1株110円とした。前年実績から10円増額する。

同時に発表した25年3月期の連結純利益は前年比1.4%減の9507億円だった。
中国経済の低迷で豪州原料炭事業の市況悪化が続いたほか、東南アジアの自動車事業で販売が減少するなどしたが、日本KFCホールディングスの売却益やローソン株の再評価益などで横ばいだった。

出典:ロイター参照

伊藤忠商事

2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比2.2%増の9000億円になるとの見通しを発表した。

2期連続で過去最高を見込む。事前の市場予想の平均(QUICKコンセンサス)の8993億円とほぼ同水準。
アパレルや機械事業など非資源分野を中心に伸び、資源の市況下落を補う。タイ財閥チャロン・ポカパン(CP)グループの中核企業の株式売却で880億円の押し上げ効果を見込む。

1500億円を上限とする自社株買いを実施することも同日発表した。
最大で発行済み株式総数(自己株式を除く)の約2%にあたる2800万株を取得する。
取得期間は5月7日から12月31日まで。
同社は26年3月期中に合計約1700億円の自社株買いを予定しており、資本効率を高め、株主還元を拡充する。

2日発表した25年3月期の連結決算は、純利益が前の期比10%増の8802億円で、3期ぶりに過去最高となった。航空機など機械事業や自動車販売が堅調に推移した。スポーツアパレルのデサントの完全子会社化に伴う再評価益やファミリーマートの中国事業の再編関連などの一過性利益も影響した。

出典:日経新聞参照

丸紅

2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比1.4%増の5100億円になる見通しと発表した。IBESがまとめたアナリスト11人の予想平均4944億円を上回った。

資源価格下落のマイナス影響を見込むものの、食料や農業分野などがけん引するとみている。米国の関税で世界経済の先行きが不透明な中、不測の事態に備えて300億円の下押しを余分に見積もった。

併せて自社株買いの拡充を発表した もっと見る 。6月30日までに最大3000万株・300億円を取得するとしていたものを、7000万株・700億円に積み増した。取得期間は1月30日まで。

出典:ロイター参照

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