相場の流れをつかもう!先週のまとめと来週の展望(6月16日〜)!トレード方針はドル円買いを継続!

Market

市場概況(時短一週間振り返り)6月9日〜13日

日経平均 37,834.25(前週比+92.64/+0.25%)
TOPIX 2,756.47(前週比:−26.50/−0.95%)
日本10年国債利回り:1.406%(前週比:−0.074/−7.4bp)

S&P 500:5,976.97(前週比 −23.39 pt/−0.39%)
NYダウ:42,197.79(前週比 −565.08 pt/−1.32%)
ナスダック:19,406.83(前週比 −123.13 pt/−0.63%)
米国10年国債利回り: 4.409% (前週比:−0.15ポイント)

ドル円
始値:144.90
高値:145.48(6月10日)
安値:142.80(6月13日)
終値:144.10

週初は米中貿易協議への楽観的な見方が広がりドル買いが強まりました。しかし、週央に発表された米国の消費者物価指数が市場予想を下回ったことで、FOMCの年内利下げ観測が強まりドル売りへ。
週末にはイスラエルのイラン攻撃を受けた中東の地政学リスクの高まりからリスクオフのドル買いが強まる格好となりました。

米中通商協議 進捗状況(2025年6月15日時点)

1. 合意内容(枠組み段階)

  • 中国はレアアース(マグネットなど)を一定期間供給することに同意。
  • アメリカは関税を 現行水準の55%に据え置く(既存の10%+25%+20%を合算)こと、中国は10%の譲歩を提供することで合意。
  • 中国側もこの“取引”の枠組みを確認し「相互に守るべきだ」と表明 。

2. 未解決の争点

  • レアアースの供給条件── 軍事転用可能な資源(例えばサマリウムなど)は含まれず、具体的な供給ライセンスの枠組みは未定 。
  • アメリカによるAIチップなどの対中輸出規制は継続(相互緩和無し)
  • 関税に関するさらなる調整や実効性に関しても、両首脳(トランプ大統領と習近平主席)の最終承認後に具体化する予定 jp.wsj.com

3. 今後の予定

  • 最終決着には、トランプ大統領と習近平主席による正式な批准が必要。
  • 関税休戦は8月10日まで続く見込みだが、その先も延長・恒久合意に向けた交渉が残る状況
  • 米国は現行関税(フェンタニル・AI・ファーストターム関税)を維持する構えで、さらなる議会や司法の対応も控えている 。

🧭 結論

現時点では「枠組み合意(framework agreement)」が成立し、一部分野での具体策が見え始めていますが、最終合意には至っておらず、関税・輸出規制など根本的な争点は未解決のままです。今後は両首脳による承認と、8月以降の恒久措置に向けた詰めが焦点となるでしょう

6月16日からの経済イベント

📅 6月16日(月)〜17日(火):日銀金融政策決定会合

  • 内容:日本銀行が金融政策を決定する重要な会合。
  • 注目ポイント
    • 政策金利の動向:市場は金利の据え置きを予想していますが、声明や経済見通しの内容に注目が集まります。
    • 金融政策の方向性:今後の金融政策の方向性が示される可能性があります。
    • 国債買い入れの減額ペースの緩和

📅 6月17日(火)〜18日(水):FOMC(連邦公開市場委員会)開催

  • 内容:米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を決定する重要な会合。
  • 注目ポイント
    • 政策金利の動向:市場は金利の据え置きを予想していますが、声明や経済見通しの内容に注目が集まります。
    • 経済見通しの更新:FRBの経済見通しが発表され、今後の金融政策の方向性が示される可能性があります。
    • 記者会見:パウエルFRB議長による記者会見が予定されており、今後の政策スタンスについてのヒントが得られるかもしれません。

経済指標

来週の相場展開とトレード方針

従前から申し上げている通り、米中通商協議については大方マーケットに織り込まれておりますので、報道は気にかけつつ、その先を見据える段階という感じですね。
消費者物価も懸念するほど高くなっていないことから、米国景気の減速が確認できれば利下げ期待がもう一段織り込まれそうです。
その点、6月17日の米国の小売売上高に注目しておきましょう。

日銀会合、FOMCともに政策は据え置きが予想されているので、レンジをブレイクするほどのイベントにはならないと見ています。
日銀は、国債買い入れ減少ペースを緩和するとのリークニュースも出ているので、サプライズはなさそうです。
FRBのパウエル議長も、現段階では政策判断は難しいという見解に終始するでしょう。

イスラエルのイラン攻撃がマーケットの重しとなりそうですし、恐怖指数のVIXも20を上回ってきているので、リスク量は減らしていくのが賢明ですね。

ドル円は既存レンジ140ー150円での推移を予想しております。
トレード方針は、以前から変わらずドル円ロング方針です。

USDJPY 買いポジションオーダー
143.00 BID 買い指値(直近安値水準)← 6/2 水準に到達したため約定
140.00 S/L 損切り水準(年初来サポート水準)
148.00 P/L 利益確定水準(5月高値水準)

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