投資を始める ②「どんな投資をしたいか、信念をたしかめる」

前回の投稿では、投資を始める前に自身の収支を把握することを説明しました。今回は、心構えを持つ重要性を紹介します。

投資を始めるにあたり、なぜ投資をしたいと思いましたか?老後2,000万円問題、インフレ対策、給料プラスアルファの収入源を作る、子供の教育費、投資で生計を立てる為、等投資を始めるきっかけは多種多様です。なぜ、はじめにきっかけの話を出したかというと、このきっかけが自分の軸となるからです。同じマーケットを見ていても、目的次第で見え方が変わってしまったり、目的が違う人の情報を混同して収集してしまうからです。

例えば、長期的な目線で投資をした株があります。短期的な理由や特殊要因で下落すると、ネットには、「暴落!!やっぱりこの株は危険」等の情報が錯綜し、情報整理を行う前に焦って投資をやめてしまうことが多くあります。人は冷静さを欠くと判断力が著しく低下してしまうのです。尤も、本当に将来を揺るがす悪材料が出た場合は撤退を検討する必要がありますが、本来はノイズと言える情報に振りまわせて投資をやめてしまい、結果的に自分が思った通りに上昇したとなれば精神的ダメージは計り知れません。そして、自信をなくしてマーケットから離れてしまい、次のエントリータイミングを逃すという悪循環に陥ります。

つまり、投資を始めるにたり、なぜ投資を始めるのか、なぜこの投資先に決めたか、何年後をゴールにするのか、というきっかけは、どんな状況になっても自分を信じて冷静に情報分析をするための信念という軸になるのです。将来どうなるかは誰にも予想できません。しかし、そのリスクを取るからリターンがあるのです。下落した時に自分を信じる軸がなければすぐに諦めてしまいますが、自分の信念があれば諦めることなく挑戦し続けることができるのです。まずは、なぜ自分が投資を始めるのか、どのくらいの期間で投資を検討しているかの目的を明確にしましょう。

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