【金利のある世界!】住宅ローン金利引き上げで銀行が儲かる理由!

変動型の住宅ローン金利、4月上昇へ、大手行0.25%程

三菱UFJ銀行など大手5銀行は4月から、変動型の住宅ローンの基準金利を引き上げる予定!
既存の契約者らが対象で、上げ幅は0.25%程度で調整している模様でござる🐒

日本銀行が日本の成長率が実質ベースでほぼゼロにも関わらず、賃上げ一本足打法で利上げを続いている最中、利上げにより銀行株のパフォーマンスがヒャッハーしているのはなぜでしょうか?
それは、利上げにより銀行が儲かる仕組みだからです📈🏦

まずは、銀行の業務について簡単に説明すると、①お金をお客様からお預かりする預金業務、②お金を貸し出す融資業務、の2つがあります。
この2つは別々の業務ではなく、関連しています。

①預金業務
給料や稼いだお金を安全に「保管」したい、「運用」したいというお客様が銀行にお金を預ける預金業務💰
運用?と思ったそこのあなた!
銀行は預金いただいたお金に対して預金金利という利息を支払っているので預金とは運用の一つなのです。
日本では失われた30年で預金利息の概念が忘れ去れ、銀行預金は貯金の為に利用するだけという印象がありますが、実はほんのわずかですが預金には利息が支払われています。通帳やWeb通帳に年に数回「利息5円」とか記載されているのがそれです。

②融資業務
新しく事業をしたい、住宅を買うために住宅ローンを組みたい、自動車ローンを組みたい、というように手元に纏まった資金がないからお金を貸して欲しいというお客様に対してお金を貸し出す融資業務
お金を貸し出す融資には、金利がつきますね!
借入金額に何%の利息を上乗せして返済していく仕組みっす。
わいは、闇金ウシジマくんの「トイチ」という言葉(十日で1割の利息)で金利の概念を勉強しました。

さて、この①預金業務と②融資業務ですが、一見別々に感じるかも知れませんが、実は深く関連しているのです。
①の預金業務を利用するお客様はお金が余っている、一方で②融資業務を利用するお客様はお金を欲している。
銀行はこの①と②のニーズの間に入り、預金でお金を集めて、そのお金を貸し出して引き合わせている仲介業者なのです。
お金を借りたお客様から金利を徴収し、預金を預けてくださったお客様に預金利息を支払うという仕組みでお金の架け橋となっているわけですな!
銀行って、本当に素晴らしい!社会にとってなくてはならない存在と思ってくれましたか?🌸
今すぐその思いを改めてください。笑

ここで問題です!
銀行はこのお金の仲介業務でどうやって利益を出しているでしょうか?
勘の良い方は、既にお分かりですかね。
そうです、中抜きをしているんですね🫣
中抜きはちょっと人聞きが悪いので、仲介のお手数料を頂戴しまくっているということですね。

簡単な例を挙げると、例えば預金を預けて頂いたお客様には0.2%の利息をお支払いして資金を調達した銀行は、住宅ローンを借りるお客様に対しては、2.0%で融資をします。すると、儲けは1.8%になるわけっすな。
これはあくまで一例で、実施には預金を預ける期間と住宅ローンを借り入れる期間は違いますでの、単純計算できるものではありませんが、考え方はこうです。つまり、右から調達したお金を左に流すときに利益をとる利鞘商売ってことっすな。

更に深ぼって、利上げをするとなぜ銀行が儲かるのかというカラクリです🤖
日銀が政策金利を引き上げたことで、資金を調達するためのコストが上がりました。
簡単にいうと、お客様にお支払いする利息の金額が上がったということです。
これまでは、0.001%とふざけた利息でしたが、今はメガバンクで0.2%、高いところでは0.4%程度の普通預金金利が提示されています。
以前、預金金利ランキングまとめてみましたのでご参考までに。
【最新】普通預金金利ランキング どの銀行に預ければお金が増えるか分析!金利のある世界に備えよ

調達するコストが上がれば、逆も然りで住宅ローンを借りたいお客様に提供する金利も引き上げるわけですな💸
金利が上がるについれて中抜き幅を増やすことができるから、銀行が儲かるという単純な仕組みなわけです。

トップに貼ったニュースでは、メガバンクの住宅ローンの利上げ幅は0.25%ですが、これまでの利上げで預金金利は0.2%しか上昇していません。この時点で0.05%の利鞘獲得に成功💨

お金の仲介業務にはその他のコスト(人件費、システム管理費等)が含まれており、単純計算はできませんが、利上げによりそのブラックボックスの幅が増えることは間違いありません。
銀行がまるで闇金業者の如く書き綴ってまいったのだが、金融業界で情報弱者が搾取されることに憤りを感じ辛辣な書き方をした次第です。

若干話はそれますが、先日YouTubeで無料の投資系チャンネルを見漁っていたら、銀行のエコノミストが「住宅ローン金利が上がれば、預金金利も同時に上がるのです!住宅ローンの引き上げで家計が逼迫する!と報道するメディアは預金金利が上がることも同時に説明すべきだぜベイビー👓」とかそれらしいことを言って冷笑してたんだが、住宅ローンの圧倒的マス層は30代から40代の働き盛り世代で、住宅ローンと預金の比率を考えた場合、圧倒的に住宅ローンの負担が増えて家計の逼迫に繋がることは間違いやろがいと思ったね。
また、金融資産の割合が多いシニア世代が潤う構造も相まって、人口構造の宿命に苛まれた30代40代の悲痛の叫びが聞こえてくるようだったよ。
そんで、さっきのエコノミストの発言に戻ると、住宅ローン金利が上がれば、預金金利も上がることをメディアがしっかり報道すれば、銀行さんが利鞘をぶっこ抜いてるのが明るみになるのでは?
と思ったひねくれ30代の戯言です💋

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