市場概況(簡単相場振り返り)
日経平均株価(Nikkei 225)
終値:41,171.32円
前日比:+3.51%(+1,396.40円)
TOPIX(東証株価指数)
終値:2,926.38ポイント
前日比:+3.18%(+90.19ポイント)
日本国債10年物利回り
終値:1.581%
前日比:+0.071(+4.70%)
トランプ米大統領は、日本からの輸入自動車などの関税を25%から15%に削減する新しい通商合意を発表。これにより、自動車関連株が急騰しました。
日経平均は3〜3.5%上昇し、TOPIXも同様のパフォーマンスを見せ、41,000円台回復と年高水準となりました。自動車株ではトヨタが約13~14%、マツダは約18%、ホンダも大幅上昇し、輸出セクターが相対的に恩恵を受けました。
為替では円がやや変動後、日本金利の上昇を受けて、ドルに対して若干弱含みという反応でした。
S&P 500(SP500)
終値:6,358.91ポイント
前日比:+0.78%(+49.29ポイント)
ダウ工業株30種平均(NYダウ)
終値:45,010.29ポイント
前日比:+1.14%(+507.85ポイント)
ナスダック総合指数(Nasdaq)
終値:21,020.02ポイント
前日比:+0.61%(+127.33ポイント)
米国債10年物利回り
終値:4.384%
前日比:+0.036(+0.83%)
ドル/円 (USD/JPY)
高値:147.21円
安値:146.11円
終値:146.50円
対日通商合意を好感し上昇しました。また、ベッセント財務長官が対中関税交渉も順調に進んでいることを明らかにすると投資家心理が一段と改善し続伸しました。更にトランプ政権が欧州連合(EU)と15%関税で合意に近いとの報道で期待感に買いがさらに加速し、相場は終盤にかけて上げ幅を拡大すると、3指数揃って市場最高値を更新しました。

参考データ
Reuters
The Economic Times
Tradingview
決算発表 テスラ アルファベット
テスラ Q2 2025 決算まとめ
- 売上高:225億ドル(前年同期比 −12%)
- 調整後EPS:0.40ドル(アナリスト予想0.42ドルを若干下回る)
- 純利益:約11.7億ドル(前年同期比 −16%)
- 自動車売上高減少:−16.6%、営業利益率:4.1%(前年同期は6.3%)
アルファベット Q2 2025 決算まとめ
- 売上高:964億ドル(前年同期比 +14%)、アナリスト予想の約937億ドルを上回る
- EPS:1株当たり2.31ドル(前年同期比 +22%、予想約2.17–2.18ドルを上回る)
- 純利益:282億ドル(+19%)
- 主な部門実績:
- Google Cloud:136億ドル(+32%)
- Search:541〜542億ドル(約+11–12%)
- YouTube広告:約98億ドル(+13%)
- AIサービス拡張:
- 「AI Overviews」:月間20億ユーザー
- 「AI Mode」:米国とインドで月100百万ユーザー超
- CEO サンダー・ピチャイ氏:「AIが全事業に好影響」とコメント
今日の一言
日米貿易交渉の妥結を皮切りに、8月1日を期限とした各国交渉が進展するとの期待が高まり、市場全体がリスクオンムードとなっています。
日本側が受け入れる条件についての賛否は日本国内で消化されれば良い話で、トランプ政権にとっては成果を主張できる結果となりました。
石破政権も参院選の大敗を受けて背水の陣であった為、日米貿易協定の合意は大きな成果となり、政局不安による株安の流れは一定程度払拭されそうです。
また、世界的な株高の流れは日本株の追い風にもなると予想するので、日本株は新値を更新するチャンスです。
トレード方針は、米株は積み増し、日本株は昨日の日米合意の発表を受けて買い増しました。
様子を見ながら日本株を更に買い増ししたいと思います。

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