市場概況(時短マーケット振り返り)
日経平均株価(Nikkei 225)終値:40,487.39 前日比:+336.60(+0.84%)
TOPIX(東証株価指数)終値:2,852.84 前日比:+12.30(+0.43%)
日本10年国債利回り 終値:1.426% 前日比:−0.013(−0.90%)
S&P 500 終値:6,204.95 前日比:+31.88(+0.52% )
ダウ工業株30種平均 終値:44,094.77 前日比:+275.50(+0.63% )
ナスダック総合指数 終値:20,369.73 前日比:+96.27(+0.48%)
米国債10年物利回り 終値:4.232% 前日比−0.043(−1.01%)
日本株、米株共に続伸しました。
日本株は6月の日銀決定会合でハト派姿勢が示された後から続く上昇トレンドが継続した格好です。
米株は、カナダがグーグルやメタなどに課すデジタルサービス税を撤回したことで安心感が広がり上昇しました。90日間猶予された「相互関税」の期限を来週9日に迎える中、べッセント財務長官が、「誠意を持って交渉している国々がある」と述べたことも貿易交渉進展期待を高めました。
ドル円
高値(High):144.76 円
安値(Low):143.78 円
終値(Close):144.29 円前後
米6月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や6月ダラス連銀製造業活動が予想を下回ったほか、トランプ大統領が早期に連邦準備制度理事会(FRB)議長を指名するとの思惑に早期利下げを織り込み金利低下に伴うドル売りが優勢となりました。

今後の相場展開
昨日は、カナダと米国の関税交渉を交換して株が上昇しましたが、トランプ大統領の関税劇場については既にマーケットは大半を織り込んでいると思っているので、どちらかといえばFRBの利下げに注目が移っている結果と見ています。
FRBは関税によるインフレを懸念して利下げを躊躇していますが、関税によるインフレの影響は一時的かつ限定的である可能性が高く、どこかのタイミングでFRBの利下げが一段織り込まれると見ています。
さらには、トランプ大統領がFRB議長の後任をチラつかせるなど、パウエル議長のレームダックが意識されればFRBの緩和期待が強まる展開が予想されます。
コメント