【初心者向け】相場の流れをつかもう！先週のまとめと来週（６月２日〜）の展望！トレード方針はドル円買いを継続！

相場の振り返り（５月２７日〜５月３０日）
経済イベント・指標発表
来週の相場展開とトレード方針

相場の振り返り（５月２７日〜５月３０日）

・日経平均株価　終値：37,965.10　前週比：+2.2%
・TOPIX　　　　終値：2,801.57　前週比：+2.4%
・S&P 500　　　終値：5,911.69　前週比：+0.8%
・NYダウ　　　　終値：42,270.07　前週比：+0.13%
・ナスダック　　終値：19,113.77　前週比：-0.32%

ドル円
高値：146.28円（5月29日）　
安値：142.12円（5月27日）
終値：144.04円（5月30日）

日本市場は、日経平均とTOPIXともに前週比で約2%以上の上昇を記録し、堅調な動きを見せました。
一方、米国市場ではS&P 500とNYダウが小幅な上昇となったものの、ナスダックはわずかに下落。ハイテク関連の銘柄が採用されているナスダックは、AI関連企業の決算発表や米中関係の動向などが影響したことが重しとなりました。

ドル円は142円台から146円台まで上昇した後、143円台まで押し下げられ、為替市場でも、トランプ政権の関税政策や米中関係の動向が注目されました。
米国際貿易裁判所がトランプ大統領の関税政策を違法としたことで、各国への関税が停止されるとの期待が高まり、リスク資産とされる株などが変われると同時にドル買いも強まりました。
しかし、トランプ大統領は新たなスキームで関税を適用する方針を示しており、関税停止の期待は束の間のムーブとなりました。
その他、トランプ大統領はペンシルベニア州ピッツバーグ郊外の製鉄所で、輸入される鉄鋼とアルミニウムに課す追加関税を２倍の５０％に引き上げる計画を表明するなど、関税への懸念が高まった状態で週末を迎えました。

経済イベント・指標発表

📅 6月3日（月）

🇯🇵植田日銀総裁の講演
🇯🇵10年物国債の入札
🇯🇵08:50：2025年第1四半期設備投資（前年比）
🇺🇸 22:45：5月製造業PMI（確報値）
🇺🇸 23:00：5月 ISM製造業景気指数
🇺🇸 23:00：4月建設支出（前月比）

📅 6月4日（火）

🇺🇸 23:00：4月製造業新規受注（前月比）
🇺🇸 23:00：4月 JOLTS求人件数
🇺🇸 23:00：4月耐久財受注（確報値）

📅 6月5日（水）

🇺🇸 20:00：MBA住宅ローン申請指数（前週比）
🇺🇸 21:15：5月 ADP雇用統計（民間雇用者数）
🇺🇸 22:45：5月サービス業PMI（確報値）
🇺🇸 23:00：5月 ISM非製造業景気指数
🇺🇸 23:30：週間石油在庫統計（EIA、原油・ガソリンなど）

📅 6月6日（金）★注目！

🇺🇸 21:30：5月米国雇用統計
- 非農業部門雇用者数（NFP）
- 失業率
- 平均時給（前月比・前年比）

来週の相場展開とトレード方針

引き続きトランプ大統領の関税騒動を巡る報道が多いことから、マーケットも敏感に反応すると思います。
しかし、トランプ大統領の関税政策の目的は、「対中国包囲網」という明確なメッセージはマーケット参加者にも認識されており、トランプ大統領もマーケットに配慮（激しい変動を避ける）した言動が垣間見れますので、全ての貿易相手国にたいして満額の関税をかけるような最悪のシナリオは想定していません。
個人的な印象ではありますが、マーケット参加者はすでに貿易交渉においては悪材料出尽くしと判断し、米国経済の先行きに注目していると見ております。

来週は金曜日に米国雇用統計が発表される他、景況感を確認するISM製造業景況感指数や、ISM非製造業景況感指数が発表されます。
景気の先行きを判断する上で大切な指標となりますので、マーケットの変動材料となりそうです。
景気減速が確認されれば、米中央銀行のFRBの利下げが連想されて、ドルには一時的な下押し要因となります。
ただ、FRBの利下げは長期的には米国経済の下支えとなることから、仮にドル売りが強まったとしても長期トレンドを形成するものとは想定していません。
寧ろ、米国景気回復🟰ドル買いに反転する可能性があると見ております。
そのため、戦略はかわらずドル円買い方針です。

USDJPY 買いポジションオーダー
143.00 BID　買い指値（直近安値水準）
140.00 S/L　損切り水準（年初来サポート水準）
148.00 P/L　利益確定水準（５月高値水準）