はじめに
インデックス投資を継続しながら、個別株投資にも挑戦したいと考えています。
インデックス投資はマクロ経済や世界情勢、世界政治等、その名の通り「マクロ(全体)」に対する知識を高める訓練に適していますが、個別の産業や企業に関するミクロの知識を養うには適していません。
個別株投資を学ぶということは、マクロ経済を理解しつつ、今後成長する産業を予想し、更にはその中でも優秀な企業を探すという作業です。
世界全体の動きを理解しつつ、企業細部の動きまで幅広く知見を広げることで自身のスキルアップに繋げたいと思い個別株にも挑戦しようと思った運びです。
投資方針としては、引き続き米株、世界株、日本株のインデックス投資を主軸としながら、少額で個別株投資を行うスタイルを予定しております。
リスク分散型のインデックス投資と、集中投資型の個別株のリスクを比較した時に、よりリスクの高い個別株投資に投入する金額を抑える方針です。
個別株投資の学習については、シリーズ化して自身の備忘を兼ねてブログに掲載していきたいと思います。
「エミン流 会社四季報 最強の読み方」から学ぶ
エイミン・ユルマズ氏とは
まず初めてに手に取った書籍が題名もあります「エミン流 会社四季報 最強の読み方」です。
執筆者のエイミン・ユルマズさんは、トルコ出身で日本在住のエコノミスト・投資ストラテジストです。東京大学工学部と大学院で生命工学を学んだ理系出身の異色の経歴を持ち、野村證券でのキャリアを経て、現在は独立して経済分析や資産運用のアドバイスを行っています。
株式市場や為替、国際情勢について分かりやすく解説するスタイルが人気で、テレビやYouTube、経済メディアにも多数登場しており、日本経済に対しては「日経平均が長期的に大きく上昇する」といった前向きな見通しも語っている方です。
東洋経済オンラインなどで連載記事を持ち、著書も複数。SNSでも積極的に情報発信しており、初心者から上級者まで幅広い投資家から注目されています。
財務省表 クオリティの判断基準
財務省表で注目するのが、損益計算書(プロフィットロスP /L)、貸借対照表(バランスシートB/S)です。
業績は黒字が良いですが、赤字でも短期間で持ちなす場合は問題ないと見ています。
逆に業績が黒字でも資金繰りに問題があり倒産する企業もあります。
企業の資金繰りを理解する上では、キャッシュフロー計算書が重要です。
キャッシュフロー計算書には、「営業活動によるキャッシュフロー」、「投資活動によるキャッシュフロー」、「財務活動によるキャッシュフロー」の3つがあります。
特に注目したいのは「営業活動によるキャッシュフロー」です。
たとえ、営業収支、経常収支が黒字でも営業活動によるキャッシュフローが赤字の場合倒産する可能性があります。
その上で財務の健全性を見るために貸借対照表(バランスシートB/S)の自己資本比率を確認します。
自己資本比率は70%以上が望ましい水準ですが、業種や状況に応じて50%程度以上でも許容範囲内とします。
キャッシュリッチ企業で借金が少ない企業を選ぶことが大切です。
時価総額が保有している現預金とほぼ同じ水準であれば、付加価値を生み出せないと評価されている。
この手の銘柄は、PERが停滞します。
PSRを深掘りする
PERやPBRはよく聞く指標ですが、PSRは聞き慣れない指標です。
PSRはPrice to Sales Ratio(株価売上高倍率)の略で、企業の売上高に対して株価が割高か割安かを判断する指標です。
成長株や新興企業においては、利益が赤字の場合も多いことから、企業の成長性を見極める上で、時価総額を売上高で割った(時価総額/売上高)PSRを確認するとが大切です。
PSRが高い → 売上に対して株価が割高
PSRが低い → 売上に対して株価が割安
利点 | 利益が出ていない赤字企業でも評価できる |
欠点 | 利益やコスト効率を反映しないため、単体での判断は危険 |
よく使われる場面 | 成長企業(特にテック株など)や赤字スタートアップの評価 |
PSR 1倍以下:割安
PSR 3〜5倍:やや高め(成長期待があるとされる水準)
PSR 10倍以上:非常に高評価。バブル的な評価の場合も
本日のまとめ
・自己資本比率:70%以上(50%以上でも合格点)
・営業活動によるキャッシュフローが黒字であること
・時価総額が保有している現預金と同水準であれば、付加価値が生み出せていない企業
・成長株を評価する上では、PERよりもPSRを用いると良い
つづく
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